フラフラと歩いていると、いつの間にか商店街から外に出てしまった。周囲はすっかり住宅街になっている。そして、三叉路に立っていた。
路面は両脇に建っている家々の影ですっかり薄暗い。当て所なく歩いているとはいえ、三叉路に来るとどちらに進むべきか悩んでしまう。そうこうしていると、自転車に乗ったおじさんが右側の道からやって来るのが見えた。影の中を進んでいたおじさんの姿が、日溜りを抜ける瞬間に浮かび上がっている。自転車が通りすぎると、進むべき道がはっきりと分かったような気がした。
2016年1月 町角 東京 | |
赤羽 自転車 日溜り |
No
9614
撮影年月
2015年10月
投稿日
2016年01月11日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
赤羽 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL