せんだいメディアテークにある開放的な図書館で行う読書は心地よいに違いない

台市民図書館で読書する人
仙台市民図書館で読書する人
似たような写真

東京に住んでいる僕にはピンとこないのだけれど、仙台にある「せんだいメディアテーク」は知名度の高い建築らしい。本当なのかわからないけれど、フランスのル・モンド紙が仙台を「せんだいメディアテークで有名な仙台」と紹介したこともあるという。海外まで名が知られているような建築は、何かしらすごいに違いない。そう漠然と考えた僕は、いそいそとせんだいメディアテークに向かったのだった。

やって来たせんだいメディアテークは全面がガラス張りになっていて、外からでも中の様子がよく見える開放的なデザインだ。伊東豊雄という建築家の代表作であるこの建物は、6枚の床(プレート)と、揺れる海草のような形状の13本のチューブと呼ばれる鉄骨独立シャフトという単純な構造で作られているのだそうだ。確かに中に足を踏み入れても、無骨な柱はどこにも見当たらない。しかもチューブがネットワークや空調などの設備配管・配線だけでなく、エレベーター・階段など垂直動線を通すパイプとしても利用されていて、建物内部をより一層すっきりさせている。ユニークな構造とデザインの優秀さでせんだいメディアテークは有名なのだ。

そんな有名な建物の中には仙台市民図書館やイベントスペース、ギャラリー、スタジオなどが入っている。図書館フロアに来ると、地元の人びとが全面ガラス張りの壁の近くで読書に勤しんでいた。開放的な空間でする読書は心地よいだろう。普段なら読んでも理解できないものも、ここなら理解できるかもしれない。

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ENGLISH
2024年6月 町角 宮城
縁のある帽子 読書 仙台

PHOTO DATA

No

12602

撮影年月

2023年11月

投稿日

2024年06月22日

更新日

2024年06月23日

撮影場所

仙台 / 宮城

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R V

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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