丸の内オアゾの中に足を踏み入れると、そこは吹き抜けになっていた。大きなガラス壁越しに柔らかな日差しが差し込んできていて、歩いている人たちの姿はみな真っ黒なシルエットになっていた。
右へ左へ動いているシルエットたちを上から眺めていると、まるで蟻が蠢いているのを見ているような気がしてきた。でもよく考えたらそれはちょっと違う。蟻と違って、ここの人びとは集団行動を取っているわけではない。みなそれぞれに目的地があって、思い思いに歩いているだけだ。
2006年8月 町角 東京 | |
エスカレータ 丸の内 シルエット |
No
505
撮影年月
2006年6月
投稿日
2006年08月08日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
丸の内 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V