橋を歩いて渡っていると、反対側の歩道を男がランニングしているのが見えた。男の足取りは軽やかだ。あっというまに橋を渡り終え、僕の視界から消えて行った。男とは対照的に、僕の足取りは重い。まるで兎と亀のようにそのスピードは違ったのだった。
ちなみに、勝鬨橋が出来たのは1940年で、それまでは無料の手漕ぎ渡船がこの辺りにあったらしい。その手漕ぎ渡船が営業を始めたのが日露戦争における旅順陥落の直後であったため「勝鬨の渡し」と命名され、橋が出来た時にもその名を受け継いでいるらしい。
2005年11月 町角 東京 | |
橋 男性 走る 築地 |
No
229
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年11月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
勝鬨橋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V