路地へと入って行くと、向こうから着物を着た年配の女性が歩いてくるのが見えた。着物は古い町並みによく似合う。その女性は僕と擦れ違う前に、若い女性と擦れ違っていた。年配の女性とは全く対照的に、若い女性の方はジーンズを履いていて、モダンな格好をしている。今まさに僕の目の前で伝統とモダンが擦れ違ったのだと感じた。
でも、それと同時にそのように思ってしまうのは何故だろうとも感じたのだった。洋服を着ている人を何故モダンと思ってしまったのだろう。心の何処かで西洋化と近代化が同じである思っているのかもしれない。
2006年10月 京都 人びと | |
路地 祇園 着物 女性 |
No
587
撮影年月
2006年9月
投稿日
2006年10月27日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
祇園 / 京都
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V