南青山の路地裏を歩いていると、道端に大きな犬がおすわりしていた。ちょっと年老いたラブラドール・レトリバーだ。その場所で飼い主が戻ってくるのを待っているのだった。飼い主の姿が見当たらないのが不安にさせるのか、とても悲しそうな目をしている。じっと、飼い主が消えていったと思われる方を見つめ続けていた。
もし僕が自分のペットに悲しげな瞳で行かないでと懇願されたら、どこにも行けなくなってしまうような気がする(幸い僕の家にはペットの類いはいないけれど)。寂しさでいっぱいになっているであろうこの犬は、不安に苛まれるながらもじっと待っている。とても行儀の良い犬だった。
2005年3月 動物 東京 | |
青山 犬 寂しさ |
No
32
撮影年月
2005年2月
投稿日
2005年03月07日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
青山 / 東京
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V