道路脇の寂しげな男と日傘

道端で物を売る男
バングラデシュのロンプールで撮影 オザワテツ

強い日差しの下、粗末な日傘を立てて男は売っていた

ロンプール中心部の幅の広い道を歩いていた。サイクルリクシャーやCNGなどの自動車が行き来している。そんな道路の脇に上半身裸になった年配の男がちょこんと腰を下ろしていた。男は裸足で身に纏っているのはルンギだけだった。強い日差しを避けるために傍らには日傘を立てているのだが、傘は小さくてあまり機能しているようには見えない。しかも傘はちょっと小さいようだ。男は傘の上に布を載せて、日陰ができる範囲を少しでも広くしていた。

いくら日傘を差していても、上半身裸で長時間道端に腰を下ろしていたら、かなり日焼けをしてしまうことだろう。でも、もっと大切なことは客が全くいないことだ。人通りはほとんどなく、この男の前で停車するサイクルリクシャーもほとんどない。男は両足を抱えながら、寂しそうに僕を一瞥した。残念ながら、僕にできることは何も無かった。

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ロンプールってどこ?

PHOTO DATA

No

8765

撮影年月

2009年9月

投稿日

2014年09月10日

撮影場所

ロンプール / バングラデシュ

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

CANON EOS 1V

レンズ

EF85MM F1.2L II USM