カメラを見つめる男の子の背後で女の子たちが道でゴム跳びをしていた

住宅街の中を歩いていると、女の子たちがゴム跳びをして遊んでいた。懐かしい光景だ。眺めていると、ラオスでも子どもたちがゴム跳びをしていたのを思い出した。でも、最近日本でゴム跳びをしている子どもを見た覚えはない。ゴム跳びが流行っていないのか、少子化だからゴム跳びしている子ども数自体が少なくなっているからなのか、どちらなのだろう。いずれにしても、ゴム跳びという遊びはアジア全般で遊ばれているもののようだ。英語でゴム跳びは「CHINESE JUMP ROPE」というから中国発祥なのかもしれない。そうすると、ヨーロッパやアメリカの子どもたちはゴム跳びをしないのだろうか。

女の子たちは楽しそうに遊んでいて、笑い声が道に響いている。僕はその雰囲気を写真に収めようと思って女の子たちにカメラを向けた。ファインダーを覗くと、そこには予想に反して、ゴム跳びには参加していない男の子の顔があった。男の子はじっとカメラを見据えて笑っている。ゴム跳びには興味は無いけれど、カメラには興味津々のようだった。

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