道の片側は背の高いコンクリートの壁になっていた。その上にはJRの線路が走っている。この高い壁は線路に沿って続いているのだった。大きな壁には向かいに建っている建物や電線の影が壁に落ちている。
そんな通りを歩いていると、壁際に一台の自転車が立て掛けてあるのに気が付いた。自転車は半分が影の中に入っていて、半分が日向に出いている。まるで、自転車は飲み込まれてしまった暗黒の世界からなんとか頑張って這い出てきたかのようだった。
2006年1月 町角 東京 | |
自転車 大久保 影 |
No
308
撮影年月
2006年1月
投稿日
2006年01月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
大久保 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V