道路脇にある小さな空き地に男たちが立っていた。男たちはネットを挟んで二手に分かれて対峙している。バレーボールに興じているのかと思ったけれど違う。セパタクローをしている人たちだった。
日本ではマイナースポーツであるセパタクローだけれど、東南アジアではメジャースポーツで、アジア大会の正式種目にもなっている。ルールはバレーボールに似ていて、ボールを地面に落とさないように相手の陣地に返さねばならない。バレーボールとの大きな違いは手を使ってはいけないというところ。選手は足や膝、胸、頭を使ってボールを操らなければならないのだ。
見ていると、ボールが空高く舞い上がり、写真の若者がボール目掛けてジャンプした。ヘッディングで敵陣にボールを返そうとしているのだ。敵陣の選手も味方の選手もはたまたコート脇に立っている見物客もみなボールの行方を固唾を飲んで見守っている。その顔は真剣で、仕事そっちのけでセパタクローに興じているかのようだ。
2019年6月 ミャンマー スポーツ | |
バック・ショット バンダナ ジャンプ タニン 青年 |
No
11055
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年06月15日
更新日
2023年12月05日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA