ギターを抱える青年

ギターを抱えながら親指を立てる青年
タイのバンコクにあるプラナコーン区で撮影 オザワテツ

青年がギターを抱えながら親指を立ててくれた

干物を売っていた魚屋の隣は楽器屋だった。こちらもやはり観光客向けではない。売っていたのはタイの伝統的な楽器ではなく、日本でも売っている西洋の楽器だった。店先には幾つものギターが並べられている。そして、その横には小太りの青年が腰を下ろしていた。このお店の店員のようだ。

お店の前の通りを歩いているのは、僕のような観光客ばかりで楽器を買いに来たように思える人は少ないだろう。お店に立ち寄る人はほとんどいないようだ。そのせいで、青年は時間を持て余しているようだ。売り物のギターを抱え、ひとりで弦を弾いていた。奏でていたメロディーはロックなものだった。他のアジア諸国と同じように、タイでもアメリカ文化に対する憧れが強いのだろう。なんだかんだと言いながら、若者はコカ・コーラをグビグビ飲み、ハリウッド映画でカタルシスを得ているのだ。まぁ日本と変わらない。

ひととおり弾き終えると、青年は脇で聞いていた僕の方を向いた。そして、笑顔で親指を立てたのだった。

EN

プラナコーン区ってどこ?

PHOTO DATA

No

10702

撮影年月

2017年9月

投稿日

2018年08月22日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA