クアラルンプールの歩道にふたりの男が立っているのが見えた。ひとりは携帯電話で話をしていて、もうひとりは腰に手を当て何もせずに立っていた。ふたりとも何かが来るのを待っているように見えた。タタクシーでも待っていたのだろうか。
マレーシアの首都であるクアラルンプールの歴史はそれほど古いものではない。マラッカの方がずっと長い歴史を誇っている。ここは中国人の移民者によって、スズの採掘拠点として1857年に開発されたのがその始まりだ。移民たちはクラン川とゴンバック川の合流点に落ちつき、そこをクアラルンプール、すなわち「泥(lumpur)が合流する場所(kuala)」と呼んだのが始まりなのだという。錫鉱採掘の発展に伴って町は発展し、1957年にマラヤ連邦がイギリスから独立した際にマレーシアの首都になり、今に至っているのだ。
2009年4月 町角 マレーシア | |
人影 クアラルンプール 道端 歩道 |
No
2654
撮影年月
2008年12月
投稿日
2009年04月04日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
クアラルンプール / マレーシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM