パタン旧市街の道端に鏡が置かれていた。表面が汚れていて、売り物ではないようで何のために置かれていたのかはよく分からない。誰かがここに忘れてしまったかのようだった。
ぼんやりと鏡を眺めていると、鏡の中に自転車を押して歩く男の姿が写っていた。それを見ていて、ふと思った。ひょっとしたら通行人が身だしなみを整えられるように置いてあったのかもしれない。でも、そのような親切ってあるのだろうか。
いずれにせよ、鏡は雨の日も風の日も静かに旧市街の路地を写しているのだった。
2009年12月 町角 ネパール | |
鏡 パタン 反射 道端 |
No
3456
撮影年月
2009年6月
投稿日
2009年12月06日
更新日
2024年08月13日
撮影場所
パタン / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM