サンタ・マリアの町は長閑だった。バスを降りても、どこが町の中心部なのかはよくわからない。バスを降りた僕はとりあえず幹線道路沿いを当て所なく歩いていた。そうこうしていると、道路脇でのんびりと過ごしている男と行き逢った。
近づいていくと男は僕の持っている一眼レフカメラに気がついて、尋ねてきた。カメラなんて持って、こんな片田舎に何をしに来たのだと。サンタ・マリアの町には外国人なんてあまり来ないようだ。そんな男にカメラを向けると、男ははにかんだような渋い表情をしてくれた。
2008年12月 人びと フィリピン | |
顔 男性 中年 サンタ・マリア 皺 |
No
2320
撮影年月
2008年9月
投稿日
2008年12月17日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
サンタ・マリア / フィリピン
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM