道端にリクシャが停めてあった。そしてリクシャワラーがそれに凭れていた。首を項垂れて昼寝をしているのだった。男はすっかり弛緩していて、脱力感でいっぱいのように見える。ピクリとも動かないで寝ている男の姿は、穏やかな通りの景色の中にすっかり溶け込んでいた。
町を歩いていると、この男のように道端で寝ているリクシャワラーを見かけることが多い。自らの足で乗客を運ぶリクシャワラーの仕事は見た目の通り重労働に違いない。それだけ肉体を消耗しながら働いて、リクシャワラーの人たちは一体どれくらい一日稼げるのだろうか。割に合わないくらいに少ないような気がしてならない。
2011年10月 インド 人びと | |
コルカタ 昼寝 休息 リクシャワラー 睡眠 |
No
5765
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年10月01日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM