ボントックの道端に立っていると、一台のバスがやってきた。ここは小さな田舎町だけれど、フィリピンルソン島北部にあるマウンテン州の州都でもある。世界遺産に登録されているコルディリェーラの棚田群へのアクセスの拠点ともなる町なので、やってくるバスは多い。
やって来たバスは、中の座席に乗客が乗っているだけでなく、屋根にも大勢の人が乗っていた。走るバスの屋根の上は風を感じられて気持ち良さそうだけれど、その代わりに強い日差しもまともに受けなければならない。実際に快適に移動できるかどうかは微妙だ。その他にも気にしなければならないことがある。走行中に障害物が現れた場合には、自分で身をかがめて避けなければならない。
僕も興味をそそられてバスの屋根に乗って移動したことがある。風が気持ちよかった。でも、雨が降ってきたらずぶ濡れになるし、危険な障害物が近づいてきたら運転手が何かを叫ぶので、それを聞き逃さないようにしなければならない。バスの屋根の上に腰掛けて、開放的な気分に浸りながら移動するのも一長一短なのだ。
2009年1月 フィリピン 乗り物 | |
ボントック バス 乗客 屋根 |
No
2380
撮影年月
2008年9月
投稿日
2009年01月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ボントック / フィリピン
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM