この町に着くやいなや、激しい雨が降り出した。今は雨季だった。僕は慌て建物の軒下に入り雨宿りを始めたのだった。雨が降ってしまうと、何もやることがなくなってしまう。激しい雨の中を歩くのはあまりしたくない。それは地元の人も同じようだ。
雨宿りしていた軒下には、僕と同じように雨宿りをしている地元の男たちの姿があった。荷台の上に腰掛けたり、寝転がったりして、手持ち無沙汰に見える。この様子だと雨が降っている間、町の活動は停滞してしまっているのだろう。でも、誰も苛ついているようには見えない。皆静かに雨が止むのを待っている。僕もこのように雨が降ったら、のんびりするような生き方をしたいものだ。
2017年2月 インド 人びと | |
ムルシダバッド 雨 リラックス |
No
10025
撮影年月
2011年7月
投稿日
2017年02月02日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
ムルシダバッド / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM