午後も遅い時間になり、影が段々と長くなってきていた。歩道は人で溢れていて、路面では存在感を主張し始めた影たちが蠢いている。みな急ぎ足で歩いていた。そんな中で流れに乗らず立ち尽くしているのは僕だけだのような錯覚に陥ってしまう。
道端に立って、ひとり地面を右に左に流れていく影の姿を追っていた。眺めていると、若い女性の影は視野に入ってきた。ハイヒールでカツカツと歩いている。ハイヒールのシルエットが目の前をあっという間に横切っていった。
2005年12月 町角 東京 | |
ヒール 脚 新宿 シルエット |
No
281
撮影年月
2005年11月
投稿日
2005年12月27日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V