韓国のソウルで撮影。
若いカップルが寄り添って清渓川の畔を歩いていた。ソウルの中心部を流れるこの川は今では市民の憩いの場になっているけれど、朝鮮戦争後、長いこと暗渠になっていた場所だ。2000年代になって行われた大規模な都市再計画によって再び清流が町に戻って来たのだった。
これは国民の意識の変化が大きな影響を与えているのだろう。かつては、自然を人工物で覆って隠すことが発展することと同義と思われていたのが、韓国経済が発展するにつれ自然が豊かな方が社会としても豊かであると認識されるようになったのだと思う。