ブロック塀の上を歩いている猫の姿が見えた。猫は僕に気がつくと、止まって僕のことを見つめたのだった。目付きは鋭かった。まるで何か用かと詰問しているようだ。残念なことに、そこには友好的な雰囲気は微塵も感じられなかった。
ひょっとしたら、この辺りはこの猫の縄張りなのかもしれない。この威厳のある猫は主なのだろう。もしそうだとしたら、僕は挨拶もろくにすること無く、猫の縄張りに足を踏み入れたことになる。しかも、手土産のひとつも持たずに。これは猫が不機嫌なのも仕方がないような気がした。
2007年11月 動物 香川 | |
猫 塀 琴平 |
No
1188
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年11月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
琴平 / 香川
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V