旧市街の中にあった古びた扉は木製だった。扉を眺めていると、男がやって来た。どうやらこの建物の主のようだ。扉の前に立ち止まった男はおもむろに鍵の束を取り出している。迷うことなくひとつの鍵を選ぶと、鍵穴に差し込んで回していた。そして、扉を開けると男は中に消えていった。
鍵束には沢山の鍵がぶら下がっているのが見えた。これだけ鍵があると、どれがどれの鍵だか分からなくなってしまいそうだけれど、男は迷っている様子はなかった。どうやって判別しているのだろう。
2015年1月 モロッコ 人びと | |
束 鍵 ムーレイ・イドリス |
No
8981
撮影年月
2010年1月
投稿日
2015年01月04日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ムーレイ・イドリス / モロッコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM