男の子とその父親がアウランガバードの道端で同じバイクにまたがっていた。二人乗りをしてどこかに出掛けるところだった。一緒に出かけるくらい仲の良い親子なのだろう。かぶっている帽子も同じ種類のものだ。ふたりともタキーヤと呼ばれるイスラム帽をかぶっていた。外見から判断するにこの親子はイスラム教徒だった。
ここインドに来るまで知らなかったのだけれど、この国はヒンドゥー教徒がマジョリティでるものの、イスラム教徒の数も多い。統計によると人口の13%くらいがイスラム教徒らしい。たった13%程度と思うかもしれないが、インドの人口は多いからたかだか13%といってもその総数は1億人を超える。インドはインドネシア、パキスタンに次いで世界で三番目にイスラム教徒の多い国なのだ。
バイクにまたがった親子にカメラを向けると、男の子は冷静な顔を向けてきたのに対し、お父さんはぎこちなく笑ってくれた。
2011年7月 インド 人びと | |
アウランガバード 男の子 お父さん 親子 タキーヤ |
No
5568
撮影年月
2010年9月
投稿日
2011年07月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
アウランガバード / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM