アウランガバード(インド)
男の子は真っ直ぐに僕を見据えた
林試の森公園(東京)
小径を自転車が走り抜けていた
屋台で働いていた若い女性は宝石のようなビンディを付けていた
ベンチの上で男たちが昼寝していた
男は露天商だった
浅草(東京)
遠くにスカイツリーが見えた
アウランガバード旧市街の入り口には大きな石門が建っていて、今でも門の下を自動車が走っている
小さな公園にあるジャングルジムに男の子が登っていた
男はマラーティー語で話しかけてきた
浅草寺(東京)
女の子が香炉の脇に立って、煙を頭に浴びていた
この辺りではガンジー帽は珍しいものではなかった
浅草寺の宝蔵門(東京)
大きな宝蔵門の脇を若いカップルが仲良さそうに歩いていた
エンジニアの男が電話交換機を修理していた
浅草寺の境内では桜の花が咲いていた
お父さんは笑ってくれたけれど、男の子は笑ってくれなかった
カンカン帽をかぶった男が町角で昔ながらの紙芝居をやっていた
青年は道端に腰を下ろしていた
花やしき(東京)
花やしきの上空には青空が広がっていた
男の子はバイクを運転するには幼すぎた
カップルは香炉に寄る前にコンロで線香に火を点けていた
女の子はカメラに興味津々だった
境内の一角に仏像は鎮座していた
カメラを向けると女の子は身を乗り出してきた
宝蔵門(東京)
宝蔵門へと続く参道には多くの提灯が掲げられていた
男は煙草を吸いながら笑ってくれた
仲見世通り(東京)
細い通路の先が仲見世通りで大勢の人が歩いていた
路地の先に男が二人立っているのが見えた
目黒(東京)
工事現場にショベルカーが駐められていた
男は立派な髭を蓄えていた
大圓寺(東京)
大圓寺ではお地蔵さんが楽しそうに目を細めていた
オートリクシャーの運転席に乗り込んだ男の子はハンドルを握って楽しそうだった
一本の交通標識が立っていた
男は店頭に立ってヤスリがけをしていた
ミラーはそれぞれ違う方向を向いていた
男の子は大きな袋を運んでいた
渋谷(東京)
二人の男が歩道橋を大きなビルに向かって渡っていた
沢山の林檎とアーティチョークが並べられていた
ひとつのフレームの中には人影が見えた
アウランガバードの道端で男たちが車座になっておしゃべりに興じていた
汐留(東京)
女の子がお母さんから逃げていた
ノーヘルの青年はぎゅっとハンドルを握って信号が変わるのを待っていた
汐留駅(東京)
ゆりかもめがビルの間を走っていた
お父さんも息子もタキーヤというイスラム帽をかぶっていた
新幹線が雑居ビルの横を走っていた
男の子はちょっと吃驚したようだった
新橋(東京)
若い男女が立ち話をしていた
真正面の男の子は固まっていた
代々木公園(東京)
男が広場で大きな旗を振っていた
男の子たちが不意に珍しいものを見つけたような感じで僕を見た
大勢の人が階段を登り降りしていた
男の子はなで肩だった
木々が生き生きとしていた
女性は水場で働いていた
チューリップが碧空に向かって伸びていた
三人の男たちが静かにカメラを見た
新宿(東京)
人通りのあまりない町角に男が立っていた
こどもが家の前で遊んでいた
新宿御苑(東京)
猫は鋭い視線を投げかけてきた
サングラスを掛けた男は立派な髭を露わにしつつも、髪の毛は隠していた
小径の脇に大きな石灯籠が設置されていた
屋台の主人は恰幅のいい男だった
カップルは木々の向こうに消えていった
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