住宅街で出会った男の子にカメラを向けると、ピースサインが返ってきた。ここジャカルタでも日本や韓国、台湾と同じようにピースサインは写真撮影時の一般的なポーズになっている。その名称とは裏腹に、ピースサインを繰り出す人がピースにもヴィクトリーにも関心がないことも同じだ。この男の子だって、平和や勝利を表すためにやっている訳ではないだろう。
ピースサインの歴史はよく分からない。14世紀に起きた百年戦争の時にイングランド軍の弓兵が、敵であるフランス軍を挑発するサインとして使用したのが発祥であるとする説もあるけれど、どうやらこれは信憑性が低いようだ。まあ、手の指は5本しかないので世界のいたるところで似たような仕草が自然発生したのではなかろうか。
毎日飽きるくらいに目にしている5本しかない指の、2本を使って仕草をするとすると、そのパターンはわずか20パターンしかない。その中ですわりの良いものとなるともっと少ないだろう。そうなると、同じような仕草を全く違う場所でする人がいても不思議ではないような気がするけれど、どうだろう。
2020年8月 インドネシア 人びと | |
ボール 男の子 ジャカルタ ピースサイン |
No
11639
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月16日
更新日
2023年09月01日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF