アカ族という少数民族が住む村に入ってはみたものの、あまり歓迎されているようには感じられなかった。村人たちは遠巻きに「変な奴がやって来た」といった感じで見ているだけで近付いて来ない。例外は子どもたちだ。子どもたちは突如として現れた異邦人に興味津々なのだ。写真の男の子もそのようなひとりだった。
裸足のその男の子はボロボロのボールで遊んでいた。ボールを投げてあげると、男の子が嬉しそうにキャッチした。するとまたボールを僕に渡すので、僕は何回も何回おボールを投げる羽目になった。永遠に投げ続けなかればいけないような気がしてくる。何度ボールを返しても、男の子は嬉しそうに僕にボールを投げ返してくるのだった。
2008年3月 ラオス 人びと | |
アカ族 ボール 男の子 ムアンシン 裸足 |
No
1504
撮影年月
2008年1月
投稿日
2008年03月21日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ムアンシン / ラオス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM