ピイの町を貫く道路脇の木陰の中にベンチが設置されていた。そして、顔にタナカを塗った女性がひとりで腰を下ろしていた。特に何をする訳でもなく、往来を眺めている。多分、この場所は家の中よりも涼しいからちょっと休憩をしているのだろう。この辺りでは、まだまだエアコンは一般的ではない。
ミャンマーを旅すると、まず最初に驚くはタナカだろう。タナカの木から作られた天然の化粧品を顔に塗って歩いている人が多いのだ。塗り方は人それぞれで、ぺったりと顔全体に塗っている人を見ると、まるで顔パックを外すのを忘れて外出してしまったのではないかと思ってしまう。
写真の女性もご多分に漏れず顔にはタナカが塗ってあった。がっちりと塗りたぐってある訳でもなく、ほとんどは落ちてしまっているようだけれど、額の端にはしっかりとタナカが残っていた。
2010年10月 ミャンマー 人びと | |
ベンチ 老婆 ピイ リラックス タナカ |
No
4707
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年10月14日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ピイ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM