乗っていた列車は駅に停まり、乗客が次々と列車から降り出した。この駅が終着駅だったのだ。プラットホームは次の列車を待っている人で混雑していた。タナカを顔に塗った写真の年配の女性も列車を待っているひとりだった。
プラットホームのベンチに腰を下ろしていた老婆はとても疲れているように見えた。ヤンゴンは暑い日が続く。女性は大きなペットボトルを抱えているのだけれど、すでに最後の一滴まで飲み干してしまったようで、空っぽになっていた。老婆は喉が渇いているのに、水はすっかりなくなってしまい、ぐったりしているのだろう。僕も喉が渇いていた。ヤンゴンは湿度も高いので日陰にいても小まめに水分を補給しないとすぐに熱中症になってしまいそうだ。
2010年9月 ミャンマー 人びと | |
老婆 ペットボトル プラットホーム タナカ 水 ヤンゴン |
No
4580
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年09月14日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL