夕暮れ時だった。太陽はどんどん低くなっている。ふたりの女性が仲良くお喋りをしながら道を歩いていた。影が石畳の道に落ちている。路面の影はとてもとても長く、僕に向かって真っ直ぐに伸びてきている。
もちろん、二人の女性はちょっと離れたところを歩いているのだけれど、二人の影は一足先に僕のところまで辿り着いてしまっていた。なんだか二人の女性に触れられたような気がしてきた。もちろん、これは僕の錯覚だ。二人の女性は何事もなかったようにあるき続けている。僕が太陽のちょっとしたいたずらに惑わされてしまっただけだ。
2007年10月 町角 岡山 | |
地面 岡山市 影 |
No
1171
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年10月29日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
岡山市 / 岡山
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR DIGITAL