西ベンガル州ベルハンポルの町を歩いていると雑貨屋の前にやって来た。小さな雑貨屋の前には男が立っていた。おでこの広い男だった。立っていた髭面の男が笑った。この男だけでなく、他にもこのお店の前でたむろしている人々がいた。ちょっとした社交場になっているようだ。ベンガル語が出来たら、是非とも参加したいところだ。
それはそうと、ベルハンポルの属する州は前述したように西ベンガルだ。「西」である。では、東ベンガル州というものがあるかというと、これがないのだ。東ベンガルはインドとは別の国になっていて、バングラデシュがそれに相当する。そもそもバングラデシュという国名がベンガル人の国という意味だ。
今の西ベンガル州とバングラデシュを合わせて植民地時代はベンガル州であったのが、インドと分離独立する際にイスラム教徒が多いエリアはバングラデシュに、ヒンドゥー教徒が多いエリアはインドの西ベンガル州になったのだ。今となっては、かつては同じベンガル州でもインド側は発展しているのに対し、バングラデシュ側は最貧国の烙印を押されてしまっていて、かなりの格差が生じてしまっているのが現状だ。
2012年8月 インド 人びと | |
髭 ベルハンポル おでこ 笑顔 歯 |
No
6742
撮影年月
2011年6月
投稿日
2012年08月24日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM