木陰の中を歩いていた。木々は日光をしっかりと遮っていて薄暗い。すぐ近くに広がっている芝生のところとは様相は全く異なっていた。トボトボと歩いていると、若い男が芝生の上に腰を下ろしているのが見えた。周囲には誰もいない。男はひとりで寛いでいるようだった。
新宿御苑は静かだ。新宿のど真ん中にあるけれど、ここでは都会の喧騒は聞こえてこない。日常の煩わしさをしばし忘れるには格好の場所だ。僕はそれを求めてここにやって来るのだ。そして、この男も僕と同じような気がした。
2008年1月 町角 東京 | |
芝生 日陰 新宿御苑 |
No
1318
撮影年月
2007年10月
投稿日
2008年01月13日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V