交差点付近で商売をしているのは露天商ばかりではなかった。客待ちしている自転車タクシーもよく見かける。8年前と比べるとその数は減ったような気がするけれど、今でも地元の人には欠かせない交通機関だ。やはり人の通りの多い交差点近くで客待ちをしていることが多い。もっとも、交通分野全般で改革に取り組んでいる当局はあまり好ましく考えていないようで、近い将来にヤンゴンのような大都市ではタクシーに取って代わられてしまうような気もする。ちなみに、Uberはすでにミャンマーに進出しているようだ。
交差点に差し掛かると、ここでも自転車タクシーの運転手が客待ちをしていた。運転手は座席にどっしりと腰を下ろしてぼんやりと往来を眺めている。ミャンマーの自転車タクシーは近隣諸国の自転車タクシーとはちょっと異なっている。その形状はベトナムのシクロとも、インドやネパールで見かけるサイクルリクシャーとも違っているのだ。客が腰掛ける座席はサイドカーのように自転車の横に取り付けられている。実際、地元の人は自転車タクシーのことを英語のサイドカーが訛ったサイカーと呼んでいる。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
帽子 客待ち 運転手 サイカ ヤンゴン |
No
10798
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月16日
更新日
2024年01月25日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA