労働者の男は道端で休息を取っていた。他の大勢の男と同じように、男も口髭を生やしている。ここでは、口髭を生やしていること自体はそれほど珍しいことではない。でも、男の口髭は個性的だった。両端が鋭く尖っている。触ったら、ナイフのように切れてしまうのではないかと思うほどに鋭く整えられているのだった。
髪型は汗で乱れていてしまっていても、口髭の形は全く乱れていない。口髭に並々ならぬこだわりを持っているに違いない。そんな男にレンズを向けると、力強い視線が返ってきた。男の視線もまた鋭かった。
2015年11月 インド 人びと | |
コルカタ 労働者 口髭 |
No
9564
撮影年月
2011年6月
投稿日
2015年11月18日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM