大勢の労働者が路上で蠢いていた。皆大きな籠を頭上に載せている。誰も彼もが運送人なのだ。荷物を籠に入れ、蟻のように隊列を組んで歩いている。ここでは何かを運ぶときに頭上に乗せた籠に入れるのが今でも普通だ。機械化なんてされていないのだった。
写真の男も隊列にいたひとりだった。皆が歩いている中で、男は僕に気が付き立ち止まった。そして微笑んでくれた。もし機械化が進んでしまったなら、この男のような笑顔も見れなくなってしまうかと思うと、ちょっと複雑な気持ちになってしまう。
2014年3月 バングラデシュ 人びと | |
籠 ダッカ 労働者 笑顔 |
No
8395
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年03月09日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ダッカ / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM