コルカタの道端に腰を下ろしていた男にカメラを構えると、男はクリクリした瞳でカメラを見つめ返してくれた。カメラを向けられたのを合図にカメラを見返し始めたのは良いけれど、どのタイミングで視線を外して良いのか判断に悩んでいるようで、一言も発しないまま、じっとカメラを見続けている。
僕もカメラを下ろすことなく、男に向け続けていると、気になるのはキラキラした男の瞳だった。ファインダー越しに見つめていると、まるで自分の汚い内面を見透かされているような気分になってくるのだ。それくらい男の瞳はキラキラと輝いていて、無垢に見えたのだった。
2011年9月 インド 人びと | |
視線 コルカタ 男性 丸い瞳 タンクトップ |
No
5726
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年09月18日
更新日
2023年11月24日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM