裸足の男が建物の入り口に腰を下ろしていた。荷物を抱えながら、ずっと俯いている。物乞いでもするような雰囲気だけれど、それもしていない。ひょっとしたら、かなり疲れてしまっていて物乞いする気力さえもないのかもしれない。
いずれにしても、男はそこでじっとしたままぴくりとも動かなかった。建物に入る人が来たらどうするのだろうと、どうでもいいことを心配してしまう。道を開けるだけの力が男に残っているのかどうかが気になってしまった。
2008年6月 町角 スリランカ | |
コロンボ 入り口 沈鬱 |
No
1713
撮影年月
2008年3月
投稿日
2008年06月04日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コロンボ / スリランカ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM