道端で掘っ立て小屋のような雑貨屋が営業していた。前を通りかかった時に中を見ると、口ひげを生やした男が腰掛けているのが見えた。男も僕に気がついたようで、カメラを向けると窓から柔和な視線を返してくれた。
暇そうだ。客もなく何もすることのない午後をのんびりしていた男にとっては、突然出現したカメラは格好の暇つぶしに違いない。シャッターを切っている間、ずっとカメラを見据えてくれた。僕にとっても、男にとっても、長閑な昼下がりだった。
2012年11月 インド 人びと | |
ベルハンポル 雑貨屋 小屋 窓 |
No
6982
撮影年月
2011年6月
投稿日
2012年11月12日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM