町をウロウロしていて路地の奥を覗くと、奥に男の子がひとりで立っているのが見えた。じとしたまま、誰かが扉を開けて出てくるのを待っているようだ。カメラを構えると、男の子も僕のことを見ている。そして、大きく口を開けたのだった。ひょっとしたら、男の子は待ち惚けを食らっていたところなのかも知れない。
男の子の格好は典型的なイスラム教徒のそれだった。タキーヤという帽子を被り、裾の長い服を着ている。インドと言うとヒンドゥー教徒ばかりを思い浮かべるけれど、人口の約13%はイスラム教徒だ。意外にも世界で三番目にイスラム教徒の多い国なのだ。町を歩いていると、イスラム教徒と思しき人を見かけることは珍しいことではないのだった。
2012年9月 インド 人びと | |
路地 衣服 コルカタ イスラム教徒 タキーヤ |
No
6819
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年09月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM