ウロウロと当て所なく歩いていた住宅街は静かだった。地元の人は家の中で過ごしているのだろう。住宅街の中の路地は静まり返っていた。暑い日だった。抜けるような空が頭上に広がっている。
歩いていると、どこからともなくバイクの男が聞こえてきた。耳を澄ましていると、路地の先に1台のスクーターが現れた。人気のない路地をゆっくりと走っている。そして、ゆっくりと走り去っていった。バイクが走り去ってしまうと、路地に動いているものは再び僕だけになり、静寂の中に取り残されたのだった。
2007年8月 町角 沖縄 | |
路地 バイク 那覇 |
No
1030
撮影年月
2007年6月
投稿日
2007年08月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
那覇 / 沖縄
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V