サリーを着た丸顔の女性が僕の前に立った。額にシンドゥールを、眉間にビンディを、鼻にピアスを付けた女性だった。インドらしさを全部載せたような感じだ。シンドゥールはこの女性が既婚であることを意味し、ビンディはヒンドゥー教徒である可能性が高いことを示している。つまり、シンドゥールとビンディは付けている人の属性を表しているのだ。
その一方で鼻にしたピアスが何を意味しているのかを知るのは簡単ではなかった。いろいろ調べた結果、僕が知り得たのは以下のようなことだった。アーユルヴェーダの世界では左の鼻の穴は生殖機能と繋がっていると考えられている。そのため女性特有のもろもろを軽くするために鼻にピアスをする人が多いらしい。確かに注意深く観察してみると、インドで鼻にピアスをしている女性は必ず左の鼻孔にしている。この女性もやはり左の鼻孔にピアスをしていた。
2013年11月 インド 人びと | |
ビンディ マルダ 丸顔 鼻ピアス ピアス シンドゥール 女性 |
No
8104
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年11月25日
更新日
2023年12月10日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM