日差しの強い国の歩道は建物の地上階をセットバックさせて、半屋外の空間になっていることが多い。ここバトゥ・パハも歩道もそうなっていた。凹んだ建物の1階部分に通路のような歩道が設けられているのだった。台湾ではこのような建築を「騎楼」と呼ぶ。でも、マレーシアではなんと呼ぶのだろう。分からない。
歩いていた歩道にも、もちろん屋根があって日差しが歩道に差し込まないようになっていた。でも、ないのは日差しだけはなく、通行人の姿も疎らだった。
地元の人は用がない限り日が高い間は出歩かないような気がする。炎天下の中を嬉々として歩いているのは観光客だけだ。もちろん、僕もそのひとり。この通路は閑散としていた。見えるのは向こうの方に立っている男と、手前に置いてある椅子だけだった。
2014年6月 町角 マレーシア | |
バトゥ・パハ 椅子 人影 通路 |
No
8582
撮影年月
2009年1月
投稿日
2014年06月11日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
バトゥ・パハ / マレーシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM