公園に立っている大木が地面に作り出す木陰はやはり大きい。そして、その木陰は寛ぎたいと思う人びとを惹きつけてやまない。目の前にある大木の下でも、家族連れが寛いでいた。ここでピクニックをしていたのだった。強い日差しは大木の枝と葉で遮られている。
それにもかかわらず、お母さんは日傘を差しながら木陰の中にいた。大木の力を信じていないかのようだ。木の方は木の方で、信用されなかったからと言って、日差しを遮るのを止めたりはしない。大きな心の持ち主なのだった。本当はちょっと傷ついているかもしれないけれど。
2007年10月 人びと 東京 | |
家族 日陰 傘 代々木公園 |
No
1160
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年10月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V