道端にあったプラスチックの椅子に男の子は腰を下ろしていた。虚ろな顔をしていて、瞼はとても重そうだ。そこで何をしていたのかは分からない。何もすることがなく、ぼんやりと往来を眺めていたのだけかもしれない。それでも男の子は力を振り絞って僕のカメラを見ようとしている。まるでそれが与えられた仕事であるかのように。いずれにしても男の子が眠りに落ちてしまうまで、それほどかからなさそうだ。
眠たければ、眠ればいい。そうしないとストレスが溜まっていくばかりになってしまうに違いない。
2014年1月 バングラデシュ 人びと | |
うつろな顔 男の子 ダッカ 眠い |
No
8212
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年01月06日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ダッカ / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM