歩道橋の上に立って下の歩道に目をやると、道路脇にひとりの男が腰を下ろしているのが見えた。ビニール袋を足元に置いた男は何をする訳でもなく腰を下ろしていて、ぼんやりと道往く人びとを眺めているようだった。
心なしか、気落ちしているように見える。ひょっとしたら、誰にも構われることなく一人の時間を過ごしたいので、こんな道端に腰を下ろしているのかもしれない。目の前を自転車が通り過ぎて行っても、男の視線は動くことはなかった。
2006年7月 町角 東京 | |
自転車 道端 渋谷 |
No
495
撮影年月
2006年6月
投稿日
2006年07月29日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
渋谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V