パシュパティナート寺院で会った男は、その格好を見る限りサドゥーと呼ばれるヒンドゥー教の修行者だった。現代でもヒンドゥー教徒の中には出家して修行の道に入る人がいて、ネパールやインドでヒンドゥー教寺院を訪れるとしばしばそのような人を見かける。
しかしながら、ちょっと胡散臭い。よく見てみると男は頭の上に色々なものを載せている。さらにはカメラを持った外国人観光客を見つけると片端から声を掛けていた。その様子を見ていると、なんだか本物のサドゥーではなくて、観光客相手に商売している観光サドゥーなような気がしてならなかった。そう思って写真を見ると、その笑顔はもう営業マンの笑顔にしか見えなかった。
2010年2月 ネパール 人びと | |
顔 ヒンドゥー教 ネックレス パシュパティナート サドゥー |
No
3655
撮影年月
2009年7月
投稿日
2010年02月03日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM