道端でダラダラと過ごしていた男。口髭を蓄えた男は暇そうに往来をぼんやりと眺めていたので、僕が通りかかると幸か不幸かすぐに僕に気が付いた。この辺りでは外人は珍しいので、ただでさえ僕は目立ってしまう。
そして、すぐさま僕と男は目があったのだった。何かを話しかけるよりも前にカメラを構えることにしてレンズを向けると、男ははにかんで視線を外した。照れているように見えた。それでも、見知らぬ外国人に写真を撮られることが、平凡な日常の一服の清涼剤になってくれれば僕も嬉しい。
2013年4月 インド 人びと | |
恥ずかしがり屋 にこやかな笑顔 男性 ムルシダバッド |
No
7447
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年04月20日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ムルシダバッド / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM