町を歩いていると、華奢の体つきのおじさんが僕のところにやって来た。特に僕に用もない男は、興味本位で近づいてきたのだ。僕の目の前に立ち止まっても、口は閉じられたままだ。そりゃそうだろう。お互い何も用がないのだから。
男の風体をじっと見る。横分けの髪型といい、格好といい、そこら辺に屯している肉体労働者とは一線を画していた。目の下には疲れているのだろうか、うっすらとたるみが見える。そして華奢な体型だったけれど、男の視線には力があった。
No
8158
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年12月13日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM