列車のチケットを買った後、ひとりで道を歩いていた。するとバイクにまたがった二人の男がやって来て、僕の前に停まった。そして、バイクに跨ったまま話しかけてきたのだった。何か因縁でも付けられるのかと心配したが、そうではない。
僕が駅でチケットを買うのを見ていたようで、僕が乗ろうとしていた列車が事故で運休になるかもしれないということをわざわざ教えてくれたのだった。確かにさっき切符を購入したばかりだった。普通に買ったつもりだったけれど、そんなに目立っていたのだろうか。ふたりはそれだけを僕に伝えると、風のように走り去ってしまった。顔はちょっと怖かったけれど、なんて優しい人なのだろう。
2012年6月 インド 人びと | |
襟 二人組 視線 マルダ 男性 |
No
6500
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年06月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM