ムルシダバッドの市場を歩いていると、片隅で黙々と働いている男を見つけた。膝の上にザルのようなものが置いてあって、上には細かく刻まれた煙草の葉が見えた。男はここでクズのような煙草の葉を手で巻いて、新しい煙草を作っていた。もちろん、男は趣味でやっているわけではなく、仕事としてやっている。このような手製の煙草に対する需要は、日本人の僕が思うよりもずっと多いようで、この国の至るところで売られている。
ハンドメイドの煙草を実際に吸ってみると、フィルターが無くてちょっと癖のある味わいだった。この個性を気に入る人もいるのだろうけれど、何よりも企業が作った煙草より安いから労働者階級に人気があるように思える代物だった。
2012年2月 インド 人びと | |
煙草 手仕事 ルンギ ムルシダバッド 口髭 タンクトップ |
No
6131
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年02月03日
更新日
2023年11月27日
撮影場所
ムルシダバッド / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM