アウランガバードの街路に面したキオスクで、男性が働いていた。グトゥカーの小さな袋がたくさん下がっている軒先が、まるで簾のようになったキオスクだった。奥には煙草が並んでいる棚があり、カウンターの上には大きな電話機が置かれていた。
見た目は普通のキオスクだが、目を引くのは日本ではあまり見かけなくなった大きな電話機だ。昔の日本の煙草屋で公衆電話が店頭に置かれていたのと同じように、煙草を買いに行った際に、ちょっとした電話をかけるのはここでは一般的なのかもしれない。男性から煙草を買い終えると、店の前は僕ひとりになった。店主は暇になったのか、静かに帳簿をつけ始めた。
2015年8月 インド 人びと | |
アウランガバード キオスク 男性 公衆電話 ペン |
No
9404
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年08月05日
更新日
2025年07月12日
撮影場所
アウランガバード / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM