アウランガバードの街路に面したキオスクで、男性が働いていた。シャンプーの小さな袋がたくさん下がっている軒先が、まるで簾のようになったキオスクだった。奥には煙草が並んでいる棚があり、カウンターの上には大きな電話機が置かれていた。
見た目は普通のキオスクだが、目を引くのは日本ではあまり見かけなくなった大きな電話機だ。昔の日本の煙草屋では、公衆電話が店の前に置かれていたこともあった。煙草を買いに行った際に、ちょっとした電話をかけるのは一般的だったかもしれない。男性から煙草を買い終えると、店の前は僕ひとりになった。店主は暇になったのか、静かに帳簿をつけ始めた。
2015年8月 インド 人びと | |
アウランガバード キオスク 男性 公衆電話 ペン |
No
9404
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年08月05日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
アウランガバード / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM