旧市街に建ち並んでいる家々の中には高層になっているものはなく、二階建て、せいぜい三階建てのものばかりだ。そして、下からは見えない屋上は洗濯物を干すために使われていることが多いようだ。屋上に立ってみると、洗濯物の上空に青空がどこまでも続いていた。この辺では空は今でも庶民のものだった。この感覚は路地を彷徨っているだけでは分からなかっただろう。
ふと地面に目をやると、男が建物の前の日陰の中を歩いているのが目に入った。でも、そこからは空の広大さを感じることは出来ないに違いない。
2015年1月 町角 モロッコ | |
路地 マラケシュ 歩行者 屋根 |
No
8998
撮影年月
2010年1月
投稿日
2015年01月14日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
マラケシュ / モロッコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM